2023.3.10 いいよって



女だから、男に愛されていないと生きていけない。
私が有名な人だったら、こんなふうに書くと怒られるんだろうか。
男に愛されている。これはなんだろう。愛しているってどういう状態?言葉でなにかをしてはいけないような気もする。

私は春が大嫌いで、不眠症が悪化して機嫌が悪くなって涙もろくなる。
生ぬるい風が体を舐める、ぞっとする。桜は綺麗だけど、置いていかれそうで。
冬はいいな。冬だと私は元気だし、みんな眠ってて、静かで好きだ。

私を理解しようとする人はだるい。お前に私の何がわかるの、ただただ触れたいとだけ思っていてほしい。
だって触れたら分かるから。私に触れたら全部分かるよ。私の中って触れたら分かるようなことしか入ってない。むしろそういうのがパンパンに詰まってる。
でもシラフで鬼勘繰り人生の私が無邪気でいられる相手はそう多くない。それって親しさと関係なくて、相手の性質の問題だ。ほとんど喋ったことのない相手の前でも私は無邪気に振る舞うことがある。動物になれる。ペヤングの前でもそう。ペヤングはよき理解者だと思う。グレングールドもそう。

そういう心地よさがすべてなのではないかしらと、とりあえずそうしておこうと、言葉にして置いておこうと、ごまかしているのかもしれない。
まあそれでもいい。
快楽主義って言ったって、快楽を追求するよりも苦痛を排除する方が先だ。
今夜は渋谷から歩いて、靴擦れした。
明日は夕方まで寝たい。